ニキビ・ニキビあと | 宝塚南口駅 柳沢形成外科 | 尋常性痤瘡 にきび治療

電話番号:0797-72-2202

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ニキビ・ニキビあと

ニキビ(尋常性痤瘡)について

毛穴から分泌される皮脂の量が過剰な場合や、皮膚表面の角質層が厚く硬くなってしまい毛穴がふさがると、皮脂が外に出られなくなってしまいます。このような状態を面皰(コメド)といいニキビの初期の状態です。さらに皮脂が毛穴の奥にたまっていくと、ニキビ菌が繁殖し、炎症を起こすと赤いニキビになります。

ニキビが長期間炎症を繰り返すと、心理的・身体的に負担となり日常生活にも影響します。また、治療が不十分に終わると、将来的に「ニキビあと」(しみや赤み、皮膚の凹みなど)を残すこともあります。

形成外科では、「ニキビあと」についてご相談をいただくことが多いのですが、きずあとの治療には限界もあり、まずは極力ニキビ痕を残さない様にニキビをしっかり治療することが望まれます。

2016年に尋常性痤瘡治療ガイドラインが新しくなり、また欧米で広く使用されているニキビ治療薬の多くが、ようやく本邦でも保険診療で使用可能となりました。当院では、ニキビ、ニキビあとの診療をともに行っていますので、お悩みの方はご相談下さい。

ニキビの種類

思春期ニキビ
思春期ニキビの特長小学校高学年から中学、高校生頃にみられるニキビです。
思春期に増える性ホルモンの影響で皮脂が増えることが原因となり、前額(おでこ)、鼻などのTゾーンや、アトピー体質や乾燥肌の方では頬などに多くみられます。
適切なスキンケアと、生活習慣の改善、状態に応じた治療などを行うことで改善しますが、治療を中止すると再度悪化することも多いため、新たなニキビが出なくなるまで治療の継続が望まれます。
大人ニキビ
大人ニキビの特長20歳を過ぎても治らない頑固なニキビです。
また、ほとんどニキビが出た事のない方に20歳を過ぎて初めて出る事もあります。顎や口回り、フェイスラインなどにできやすいことが特徴です。睡眠不足、ストレス、不規則な生活、便秘、ホルモンバランス、食べ物の偏り、不適切な化粧品の使用など種々の要因が重なっている事が多く、これらをできるだけ取り除くようにしていきます。症状が落ち着くのに時間を要することが多いため、根気よく治療を続けていくことが必要になります。

ニキビの治療

ニキビの治療では、まずニキビの病態と重症度を判断し、内服薬(内服抗菌薬、漢方薬、ビタミン剤など)、外用薬(痤瘡治療薬、外用抗菌薬、ビタミン外用)、ステロイド局所注射、外科的治療等の中で適切な治療を選択します。

また、一般的なスキンケアや、女性であれば適したメイクの方法、生活習慣の改善なども大切ですので、当院スタッフよりアドバイスさせていただきます。

内服薬

❶ 内服抗菌薬
炎症を伴うニキビでは、原因となるアクネ菌に対する抗菌作用にくわえて抗炎症作用を期待してテトラサイクリン系やマクロライド系といった抗菌薬を使用することがあります。投与期間は病状によりますが、耐性菌の発生を防止するためにも、炎症の強い期間に2-4週間程度までの投与を考慮します。
❷ 漢方薬
他の治療が無効,あるいは使用することができない場合に、炎症性皮疹に対して十味敗毒湯、荊芥連翹湯,清上防風湯などの漢方薬の処方を考慮します。

外用薬

❶ 痤瘡治療薬
炎症を伴うニキビでは(急性炎症期)、外用抗菌薬と併用、あるいは外用抗菌薬との配合剤などを用いますが、原則外用抗菌薬の使用は3カ月以内にとどめ、炎症がコントロールできれば(維持期)痤瘡治療薬単独使用に切り替えます。
  1. a.アダパレン:
    角化を正常化することによる面皰改善効果、抗炎症作用を持ち 炎症期から維持期まで広く用いることができます。
  2. b.過酸化ベンゾイル:
    強い酸化作用を持ち、フリーラジカルを生成することでアクネ菌に殺菌的に作用します。また角質剥離作用も持ち、毛穴をつまりにくくし面皰の改善にも役立つため、炎症期から維持期まで広く用いることができます。
  3. c.アダパレン/過酸化ベンゾイル配合剤:
    上記a.b.の配合剤であり、作用の異なる薬剤同士の効果により、抗菌作用、角質の剥離作用、角質の正常化などが得られます。
❷ 外用抗菌薬
炎症期のニキビに対し、外用抗菌薬単独、あるいはアダパレン、過酸化ベンゾイルなどの痤瘡治療薬と併せて用います。原則外用抗菌薬の使用は3カ月以内にとどめ、炎症がコントロールできれば(維持期)痤瘡治療薬単独使用に切り替えます。
  1. a.クリンダマイシン
  2. b.ナジフロキサシン
  3. c.オゼノキサシン
❸ 配合剤
痤瘡治療薬である過酸化ベンゾイルと外用抗菌薬の配合剤が近年新たに認可されました。
  1. a.クリンダマイシン/過酸化ベンゾイル配合剤:
    上記❶❷の配合剤であり、作用の 異なる薬剤同士の効果により、抗菌作用、抗炎症作用、角質の剥離作用などが 得られます。

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診療案内

病診連携

柳沢形成外科 診療時間表

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