できもの | 宝塚南口駅 柳沢形成外科 | 上皮内癌(がん)・悪性腫瘍 良性腫瘍

電話番号:0797-72-2202

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できもの

できものとは?

一般には、外から見える「皮膚腫瘍」や、外から触れることのできる「皮下腫瘍」「軟部腫瘍」などを『できもの』と呼んでいることが多いと思います。全身のどこにでも生じる可能性があり、色や硬さ、大きさなども様々です。腫瘍は組織の一部が病的に変化、増殖したものであり、大きくは良性と悪性に分けられます。良性腫瘍は一般に増殖がゆるやかで生命をおびやかすようなことはありませんが、大きくなると見た目が気になったり、時に炎症を起こして痛みを生じるもの、また悪性化するものもあります。治療を行う際は、腫瘍が小さいうちのほうが完治しやすく、きずあとも目立ちにくくできますので、気になる『できもの』を見つけた際はまずはお早めにご相談ください。

診察の際は、問診内容及び視診・触診等にて腫瘍の性状を確認するとともに、必要に応じて超音波検査も用いて診断を行います。また、大きな腫瘍や上記にて診断がつかない腫瘍については追加の画像検査として、他院に依頼してCT検査、MRI検査を受けていただくことがあります。

『できもの』の治療は、通常外科的治療(手術)が中心となります。当院では、上記のように適切な診断を行ったうえで、腫瘍の種類や部位等に応じて最適な治療法をご提案させていただきます。

粉瘤

粉瘤(アテローム)は、組織的には表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)と呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。体表のどこにでもできますが、発症しやすいのは顔、首、背中、耳のうしろなどです。皮膚の上皮成分が袋状の組織を形成し、その中に垢(角質)や皮脂といった老廃物が溜まることで生じます。発症の要因としてウイルス感染や外傷、体質などが考えられています。
はじめは数ミリ程度の硬結(しこり)で、あまり目立ちませんが、放置すると皮膚の隆起が認識できるくらい大きくなり、悪臭を放ったり、細菌感染や圧迫などで炎症を起こしたりすることもあります。
炎症を起こすと熱を持ち、痛みや腫れを伴うようになりますので、抗生剤の内服、あるいは膿を出す応急処置などが必要になります。

粉瘤は通常自然に治癒することはないため、根治のためには原則手術で袋状の組織ごと完全に除去することが必要です。ご自身で内容物を出そうとして圧迫すると、袋が破れ、炎症を起こしたり、内容物が散らばり慢性化してしまうことがありますので、無理に刺激することは避け、お早めにご相談ください。

石灰化上皮腫(毛母腫)

毛穴の深部には毛母(もうぼ)と呼ばれる毛を作り出す細胞があります。その細胞から石灰化が起こり、皮膚直下に石のような硬いしこりを形成するのが石灰化上皮腫(毛母腫)です。顔、首、腕などに好発する良性の腫瘍で、見た目に皮膚は通常の色調のこともあれば、皮膚の薄い部分では腫瘍が透過し、黄白色や暗青色に見えたり、また半透明の水ぶくれ(水疱)のように見えたりすることもあります。

ふだんは自覚症状を認めませんが、部位により圧迫されると痛みやかゆみを生じることがあります。また、細菌感染や異物反応を起こすことがあり、その際には痛みやかゆみが強くなり、状態によっては皮膚に穴が開いてしまうケースもあります。この場合、早急に手術を受けてきちんと除去することをおすすめします。
詳しい原因は分かっていませんが、子どもによくみられ、若干、女性に多い傾向があります。見た目が丸いため、粉瘤や脂肪のかたまりと認識されることも多いです。

ほくろ

ほくろは良性腫瘍の一種で、表皮にメラニン色素を生成するメラノサイトが集まり、黒色斑になります。隆起したもの、平らなもの、茶色(褐色)のものから黒いもの、形状も、円形や楕円など、その見た目は様々です。だれにでも1つはあり、チャーミングポイントとしても挙げられるほど身近なほくろですが、まれに悪性が含まれているため、異変を伴うものには注意が必要です。
ほくろと皮膚がんの鑑別には非常に難しい側面があります。そのため診療においては患者様の症状や状況をじっくりとうかがったうえで、検査を行います。ダーモスコピーと呼ばれる皮膚拡大鏡を用いて検査を行いますが、そこで悪性の疑いが強く、リスクが高いと判断した場合は、手術で切除し病理検査を行うことで診断が確定します。
当院では患者様の症状やご希望に合わせて適切な治療法をご提案します。ご自身のほくろが皮膚がんの特徴と似ていたり、ほくろの異変に気付いたりした場合は、お早めに診断を受けることをおすすめします。

脂肪腫

脂肪腫の多くは皮下組織(脂肪層)に発生し薄い被膜に包まれた良性の腫瘍であり、軟部良性腫瘍の中では最も多くみられます。大きくなると皮膚を押し上げなだらかな膨らみとして認め、触ると柔らかなしこりを感じます。通常、痛みやかゆみ等の自覚症状や皮膚の変化は認めません。当院では、診断の際に超音波検査(エコー検査)を用いています。

自然に治癒することはなく、経過とともにゆっくりと増大します。内服薬や外用薬等の保存的治療は効果がないため、根治には摘出手術が必要になります。脂肪腫は大きくなると、手術の際の身体的な負担も大きくなり、また傷あとも長くなる可能性がありますので、腫瘍を自覚されましたらまずはお早めにご相談ください。

脂漏性角化症

脂漏性角化症は加齢とともに増加する皮膚の良性腫瘍であり、「加齢によるイボ」のようにも言われ皮膚の老化現象の一つです。典型的には、比較的境界がはっきりした褐色~黒色調の病変で、初めは平坦ですが、徐々に隆起してきて表面はざらざらとした見た目となります。手のひらや足のうらを除く全身のどこにでも生じますが、特に紫外線の影響を受けやすい顔や頭に生じやすいほか、胸腹部や背中に多発する方もおられます。
通常、悪性化することはありませんが、放置するとゆっくりと大きくなり、また気になって触ったり衣服でこすれたりすると、炎症を起こしてかゆみや赤みをともなうこともあります。気になる場合は、比較的小さいうちに治療を行う方が、治療の負担は少なく、また治療跡も早くきれいに治ります。時に脂漏性角化症と似た見た目の悪性腫瘍もありますので、急速に変化する場合などは診断もかねて一度、ご相談ください。
治療は通院局所麻酔下に炭酸ガスレーザーを用いて外科的に削りとります。治療後は創部の処置が2週間程度必要にはなりますが、通常瘢痕(傷あと)は残さずに治癒します。

皮膚悪性腫瘍

上皮内癌(日光角化症・ボーエン病)
がん細胞が皮膚の表面にとどまっている状態であり、この段階であれば通常、腫瘍は転移することはなく、すなわち生命をおびやかすことはありませんが、放置すると次第に進行し、皮膚がんへと移行することがあります。治療としては、手術のほか、外用薬が適応となることもあります。
皮膚がん
おもなものとして基底細胞癌、扁平上皮癌、悪性黒色腫などがあります。このうち発生頻度が高く、転移を生じることが稀である基底細胞癌については当院にて診断や治療が可能ですが、転移することの珍しくない扁平上皮癌や悪性黒色腫の治療については連携施設等をご紹介させていただきます。

その他のできもの

顔面を中心に多発しやすいもの
稗粒腫、汗管腫、眼瞼黄色腫、脂腺増殖症など
四肢によくみられるもの
皮膚線維腫
首やワキによくみられるもの
軟性線維腫
軟部腫瘍(皮下の脂肪層より深部に生じるもの)
神経鞘腫、神経線維腫、血管平滑筋腫など

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