きず・きずあと
ケガによる「きず」をきれいに治すためには初期の治療がとても大切です。
ケガをした場合は、なるべく早く形成外科での受診・治療をお勧めします。
他院で応急処置を済まされたケガや、時間が経ってしまい治った傷あとの治療も対応いたします。
特にお顔や肌を露出する場所に負ってしまったケガや、子供さんのケガなど、
できるだけ早く受診していただくことで、キレイに治る可能性が高まります。
- 切創(切りきず)
- ガラスや刃物などで切れたきず
- 擦過創(すりきず)
- 道路などでこすれ、皮膚がすりむけた状態のきず
- 裂挫創(皮膚が裂けたきず)
- 切りきずに比べてケガ周囲の損傷が高度なもの
- 刺創(刺しきず)
- 先端の尖った鋭利な器具が突き刺さり、生じるきず
- 咬傷(咬みきず)
- ヒトや動物に咬まれた後に生じるきず
きず
形成外科はきずの治療の専門家であり、とくに、きずをよりきれいに、より早く治すことを目標としています。
また通常の治療では治りにくい、とこずれ(褥瘡)や、糖尿病・血流低下にする下肢潰瘍についても改善・治癒を図ることが可能です。
きずあと
ケガやヤケド、手術などによるきずは、皮膚の深部以上に至るものでは、瘢痕、いわゆるきずあとを残して治癒します。ちょうどブロックをつなぎ合わせるのにセメントが必要なようなもので、このセメントが瘢痕に相当します。
きずあとは、目立たなければ大きな問題は無いのですが、時に目立つきずあととなったり、肥厚性瘢痕・ケロイドと呼ばれる状態となり、かゆみ・痛みなどの自覚症状を引き起こします。
きずが治る過程において、瘢痕が過剰に増殖し、しこりのようになったものが肥厚性瘢痕およびケロイドです。肥厚性瘢痕とケロイドを明確に区別する基準はありませんが、肥厚性瘢痕では、組織の増殖は一時的で、きずの範囲内に限られます。一方、ケロイドは、きずの範囲を超えて周囲へと拡大する、光沢、赤味のあるしこりを生じます。胸の真ん中や肩、肩甲部、下腹部など、比較的皮膚の緊張が強い部位に生じやすい傾向があります。
治療としては、内服薬、外用薬、注射薬、圧迫療法、手術、放射線治療などがあり、病状や治療目標に合わせて適宜組み合わせて実施します。手術以外の治療では、ステロイド製剤を病変内に注射する方法がもっとも効果的であり、病変の赤味や盛り上がり、硬さを改善する効果が期待できます。手術を行う場合、病変を切除するだけでは高率に再発するため、肥厚性瘢痕では切除後、局所にかかる張力を減じ、作用する方向を変えるよう工夫をすることで再発を防止します。ケロイドはより再発をきたしやすく、術後に放射線治療やステロイド局所注射などの補助療法を行う必要があります。
外科的治療は最も根治的であり、経過が良好なら1本の線状のきずあととすることも可能です。
- ■休診日
- ■午前診のみ
- ■午前診・予約枠のみ
12月 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
25 診 療 | 26 診 療 | 27 午後のみ | 28 診 療 | 29 診 療 | 30 午前のみ | 1 休 診 |
2 診 療 | 3 診 療 | 4 午後のみ | 5 診 療 | 6 診 療 | 7 午前のみ | 8 休 診 |
9 診 療 | 10 診 療 | 11 午後のみ | 12 診 療 | 13 診 療 | 14 午前のみ | 15 休 診 |
16 診 療 | 17 診 療 | 18 午後のみ | 19 診 療 | 20 診 療 | 21 午前のみ | 22 休 診 |
23 診 療 | 24 診 療 | 25 午後のみ | 26 診 療 | 27 診 療 | 28 午前のみ | 29 休 診 |
30 診 療 | 31 診 療 | 1 祝日 | 2 診 療 | 3 診 療 | 4 午前のみ | 5 休 診 |
1月 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
30 診 療 | 31 診 療 | 1 祝日 | 2 診 療 | 3 診 療 | 4 午前のみ | 5 休 診 |
6 診 療 | 7 診 療 | 8 午後のみ | 9 診 療 | 10 診 療 | 11 午前のみ | 12 休 診 |
13 祝日 | 14 診 療 | 15 午後のみ | 16 診 療 | 17 診 療 | 18 午前のみ | 19 休 診 |
20 診 療 | 21 診 療 | 22 午後のみ | 23 診 療 | 24 診 療 | 25 午前のみ | 26 休 診 |
27 診 療 | 28 診 療 | 29 午後のみ | 30 診 療 | 31 診 療 | 1 午前のみ | 2 休 診 |