伏在型静脈瘤・側枝静脈瘤
『伏在型静脈瘤』『側枝静脈瘤』は、太ももの内側や、ふくらはぎの内側や裏側にかけてみられ、病状が進行すると足のだるさや重たさ、疲れやすさなどの自覚症状が現れます。病状の進行を止めたり、症状を改善するためには、伏在静脈への血管内レーザー治療や手術が必要となります。また、瘤が部分的に残る場合などには、見た目の改善の目的に硬化療法や瘤の切除術などを考慮することがあります。
すねやふくらはぎの血管(静脈)がボコボコと瘤(コブ)のように浮き出てくる疾患のことです。足の静脈に備わっている弁が充分に閉じなくなることで血液が足の静脈に溜まるようになることが主な原因で、結果として血管が次第に拡張して浮き出てくるようになります。初期(軽度)のうちは、見た目の問題のみで健康への影響があるわけではありませんが、未治療の場合、通常徐々に症状は悪化することが多く、徐々に足のむくみやだるさなど様々な症状をきたすようになります。
下肢静脈瘤は大きく分けて2つのタイプに分類されます。ひとつは、足の表面の比較的太い静脈(伏在静脈)で起こる『伏在型静脈瘤』や伏在静脈より枝分かれした静脈で起こる『側枝静脈瘤』で、もうひとつはより細い血管に起こる軽症の静脈瘤(『網目状静脈瘤』、『クモの巣状静脈瘤』)です。
『伏在型静脈瘤』『側枝静脈瘤』は、太ももの内側や、ふくらはぎの内側や裏側にかけてみられ、病状が進行すると足のだるさや重たさ、疲れやすさなどの自覚症状が現れます。病状の進行を止めたり、症状を改善するためには、伏在静脈への血管内レーザー治療や手術が必要となります。また、瘤が部分的に残る場合などには、見た目の改善の目的に硬化療法や瘤の切除術などを考慮することがあります。
『網目状静脈瘤』、『クモの巣状静脈瘤』は、太ももや膝周辺、ふくらはぎなどで皮膚表面の細い血管に生じます。赤紫あるいは青色調の細い静脈が網目、あるいは蜘蛛の巣のように目立つようになるもので、中高年の女性の方に多く、自覚症状はほとんどありません。見た目が気になる場合は、皮膚レーザー治療や硬化療法などを考慮します。
下肢静脈瘤が疑われる場合、問診・視診・触診のほか、超音波(エコー)検査を行います。足の皮膚にジェル状のものを塗り、塗った場所にプローブ(探触子)を当て、どこの静脈にどの程度の逆流があり、どの程度静脈が拡張しているのかや、瘤の状態などを調べることで、治療の方針等を決定します。検査は後日、超音波検査の予約枠にて、患者様が立った状態で30分程度かけて行い、痛み等はまったくありません。
当院では、下肢静脈瘤の病状に合わせて、弾性ストッキング着用、硬化療法、皮膚レーザー治療、静脈瘤切除術、血管内レーザー治療などから適した治療を選択、ご提案させていただきます。治療では、よりよい結果を得るためにいくつかを組み合わせて行っていくこともあります。
とくに近年では、伏在静脈の逆流を伴った下肢静脈瘤については血管内レーザー治療が広く行われており、当院でも実施しております。治療の方法は、静脈の中に細い光ファイパーを挿入し、血管内でレーザーを照射することで発生した熱によって静脈を塞ぐ方法です。 従来行われていたストリッピング手術と比べますと、入院が要らず、術後の制限が少ないこと、傷あとがほとんど目立ず痛みが少ないことなどから、患者様に優しい治療法です。
※血管内レーザー治療にも保険が適用されます。
最初に点滴などに使う針を皮膚より穿刺し、静脈に達します。カテーテルを血管内に挿入して、さらにレーザーファイバーを挿入します。血管内でレーザーを照射することで逆流を起こしている血管を収縮、閉塞させます。治療時間は全体で30~60分ほどになります。原因血管は閉塞するため、血液は他の静脈をたどって心臓へ戻るようになります。体への負担が少なく患者様に優しい治療で、必要最小限の傷で静脈瘤の治療を行うことができます。
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